100周年を目指して


こんにちは。

昨日は14年目、14回目になる、ヤマシナ商事・丸安毛糸2社合同研修を行いました。

研修の経緯

私は40歳の時に父親から丸安毛糸を継承して3代目の社長になって、16年が経過しました。

社長になって間もなく、何をしたらいいか全くわからない時、国際後継者フォーラムの二条先生の勉強会に参加し、そこでヤマシナ商事の山品社長に出会いました。
もう16年のお付き合いになります。

新米社長の私たちは、とにかく「いい会社を作ろう!」「いい会社を作りたい!」
そんな一心で二条先生の元で必死に学びました。お互い切磋琢磨しながら、様々なチャレンジをしてきました。アイデアがあり新しいことにどんどんチャレンジする性格は、特に私と山品社長には共通するところでもあり、そんなところにも気が合い、仲良くさせていただいている一つの要因かもしれません。

その中で、社員研修がいかに大事かを学びました。
全社員で同じ研修をすることで、共通言語を作る。
しかし1社だけ全員でやるのではなく、思いが同じである2社の合同と言うカタチで、異業種がお互いに刺激をし合おう、とこの研修が始りました。
振り返れば、社長になりまだ2年経った時でした。

研修と懇親会、時には振り返りの会も別日に行ったこともありました。
また、社員の幹事を決め、社員同士で研修のテーマを考え、研修内容を二条先生と打ち合わせをしたこともありました。

予想以上にこの研修効果は高く、長く続けることで、社員同士がお互いの成長を確認出来たり、まるで同じ会社のような打ち解けた雰囲気の中研修を行なうことが出来ています。

二条先生の元で学ぶ会社の中では、これは最初の試みであり、モデルケースにもなっていて、かつこれほど長く続けている会社は他にはありません。

シームレス:継ぎ目のない組織へ

14年が経ち、会社も時代に合わせて変化をして来ました。
社員の皆さんも年々劇的に成長をしてきました。
私たちは先代の会社の文化を継承し、また新しい文化も作って来ました。

14年前、ひたすら「いい会社を作ろう!」と必死にやってきたその思いは今、

「いい会社を続けたい」
「いい会社を繋げて行きたい」
「いい会社を次世代に継承していきたい」
、、、

そう変化してきました。
そしてその思いは、どんどん強くなってきました。

昨年、私はこの研修の冒頭で100周年を迎えたいとお話をしました。
来年65周年なので、35年も先になります。
この思いは、今も全く変わっていません。
しかしそれは、ただ私だけの夢とか空想や思いだけでは決してなし得ません。

私たちは何を学び、何を次世代に伝えていくのか。
その為に、どうしたらいいのか。

私は是非社員のみんなと一緒に考えていきたい、そう思っています。

今回は昨年同様、私たち社長が幹事になりました。

「時代が大きく変わっている中で、次世代への継承も始まります。
今一度、社長がこれからどんな会社にしていきたいか、しっかり伝える時です。」

二条先生からそう言われたからです。

山品社長と一緒に、打ち合わせに二条先生の事務所に伺い、共通の思いをお伝えしました。

『シームレス:継ぎ目のない組織へ』がテーマとなりました。

若手・ベテラン、先輩・後輩、部門間も超えてシームレス、つまり風通しのいい会社にならないと、続けること、繋げること、継承していくことは出来ません。

もちろん1日の研修で終わる話ではありません。
これからそれぞれの会社で、考え、実際に行動することへの基礎やヒントをたくさん学ぶことが出来ました。

続けること、繋げること、継承していくこと

会社は何もしないと続きません。同じことを繰り返しているだけでは衰退する。
時代に合わせて、新しいことにどんどんチャレンジすることも必要です。

これを作り上げていくには、社員の考え方も大事です。

自分の職業人生、自分だけの経験、知識だけではもったいない。
それを次世代に残す、伝えることが必要です。
知見を伝えていくことです。

「自分の職業人生、自分だけで終わらせていいのか?」

この問いかけには、深い気づきがあります。

私の人生は私だけ。この会社も自分が働いている時だけでいい。
自分はいないので関係ない、、、
この考えでは、決して繋がっていきません。

自分がいなくても続いてほしいな、、、
それには、会社で働いていることに誇りを持たないといけません。

『誇り』

それを社長、社員皆んなで作り上げていくことです。

まさに私たちの企業理念に繋がっています。

老舗の誇り、プロの誇り、みんなで編み続ける会社
それが丸安毛糸です。

残す、伝えていくことは、他者中心主義の考え方に他なりません。

それは皆んなで、とにかくお客様が喜び、お客様の役に立つことを考え、行動することに繋がっていきます。

皆んなで考え、グループでディスカッション

あなたは次の世代のために何ができるか?
あなたは先輩たちから何を教えてほしいか?
シームレスな会社の姿とは?
その為に今、そしてこれからあなたは何をやっていくか?

活発、かつ楽しい話し合いが行われました。

社員全員が考える会社へ

私は28歳の時、丸安毛糸に入社しました。
当時、父はどんな思いで、どうやって会社を繋いでいきたかったのでしょうか。
ふと、そんな思いで眺めていました。
当時は、社員教育も全くありませんでした。
それでもよかった。笑

しかし今は違います。
学ばないと太刀打ち出来ません。

しかも、社長だけが勉強するのではなく、社員皆んなで学び考え創る時代です。
と言うか、私はそうしていきたい。
社長だけの情報量と考えでは、どうしても偏りがあります。

私が思う「シームレスな会社」とは、若手・ベテラン、先輩・後輩、部門間も超えて、どんな時、どんな場合でも、いつでもお客様に向かうこと。
何度も繰り返しになりますが、お客様が喜ぶアイデアを皆んなで常に出し続けること。
『顧客中心主義』
これは、どんな時代でも全く変わらないことであり、これが「商い」。
売り上げはこれの結果でしかありません。

大企業と中小企業の経営は違う

大企業は莫大な資金と豊富な人材があります。
多くの本も大きな会社からの発信やそれ向けに書かれています。
そこと太刀打ちして、常にすごく斬新なアイデアを出さなければならない、新しいことをやらなければならない、と考えることがあります。
中小企業は、大企業が出来ない、やらない、面倒臭いことをやる。そこに「差異性」がある。

大きなことでなくてもいい、斬新でなくてもいい。
お客様に寄り添い、お客様が望んでいることの、一歩、たった一歩でいいから先をやる。
そう考えると、まだまだ私たちのやれることは沢山あります。

行動しよう!

社員研修は、研修だけで終わらせていけません。
こうして学ぶ意味は、常に謙虚な気持ちを持つことと、お客様が喜ぶアイデアの元を考える為です。つまりお客様の為なのです。
自分への成長やモチベーションをあげる為では決してありません。

学んだことは、振り返り、忘れないこと。その為に何度か復習も必要になりますね。
そして、何よりも行動することです。

みんなで一緒に創り上げていきましょう。

二条先生、長時間本当にありがとうございました。
山品社長、いつもありがとうございます。
ヤマシナ商事の皆さん、いつも多くの気づきをいただきありがとうございます。
そして、社員の皆さん『和敬清寂』ありがとうございました。お疲れ様でした。

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岡崎博之

岡崎博之

私は1963年、東京の下町両国に岡崎家の長男として生まれました。 生まれも育ちも、住まいも会社も、みんな両国のチャキチャキの江戸っ子です。せっかちで、いつもかなり熱くなっちゃう怒りん坊、、、だけど涙もろい性格。(笑) 家業の60年を超える老舗ニット会社、丸安毛糸株式会社の3代目社長になり、14年が経ちました。 これからは「世界中のニットを愛する人たちが集う会社」を目指して、どんどん世界に出て行きたいな。 海外留学の経験から、世界の人と交流することが大好き。旅をすること、ゴルフをすること、美味しいものをたくさん食べることが、大切なライフスタイルです。最近はそれに加えて、カメラを持ち歩きたいな!なんて考えています。
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