縄を恨む泥棒


こんにちは。

「縄を恨む泥棒」と言う諺、ご存知ですか?

捕まった泥棒が、自分の不始末を棚に上げて、自分が今縛られている「縄」を恨むことです。

つまり、自分の事を反省しないで、他人の責任にしてしまうこと。

私たちの会社では、毎朝の朝礼で、冊子の中の一つのコラム(心得)を自身で選んで
それを音読し、その感想を話する事を長く続けています。

選んだ心得は、「縄を恨む泥棒」

冊子とは、これ。
二条先生の「みんなで学ぶ 成功の心得」
今月は、コミュニケーション編 です。

(以下、文中からの引用も含みます。)

泥棒でなくても、縄を恨んでいるばかりの人は多い。

「あいつが言う事を聞けばうまくいったんだ!」
「あの人が失敗しなければ、大成功したものを!」
「私のアイデアは間違えていない!あのメンバーがダメなんだ!」

こうして原因を自分ではなく常に他人のせいにしてしまう。
こういう人は、何に対しても悲観的で、いつも他人のせいにして怒っている。

自分は楽ですけど、ね。

自分がそれを選択した事を反省して、自分毎として、

「さて、今の自分に出来る事は何か?」

どんな状況でも、冷静にそう考えないといけない。

縄を恨んでいませんか?

これを音読して、自分の感想をこう発表したスタッフがいます。

彼は、中途で入社した社員。
アパレルメーカーからの転職です。

そのアパレルメーカーは、全盛期、飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長し、上場も果たしました。
私たちはその会社のニットの原料をほとんど手がけていました。

その後、、、
大手の会社に買収され、今は残念ながら、もうそのブランドはありません。

縄を恨む泥棒、これは誰しも思い当たる事がある事だと思います。
初めからまず自分に責任があると考えられる方は、少ないのではないでしょうか?
色々な経験をして徐々にそう思えるようになって行くことなのかなと思います。

私の場合、以前の会社では売れて当たり前の時代が長かったこともあり、
自分を含め皆がそういう考え方をしていたように思います。

会社が厳しくなった途端に、営業は売れないのは市況、商品が悪いとの話ばかり、企画は営業に販売力がないとなり批判ばかりの犯人探しとなります。

そうなると会社としてバラバラで収拾がつかなくなり最後まで前向きな方向には向く事が無かったという苦い経験があります。

苦労をせずに売れた良い時代は、そういった事は表には出て来ません。厳しい売れない状況になると途端に表に出て来るのです。

その時に「私に出来ることは何か?」と皆が考えていれば、結果は多少なりとも違っていたのではないかと今は思えます。

肝に銘じたいと思います。

この体験談は、私としては、その会社を担当し、まだ小さい頃から成長し、絶好調を迎え、そしてブランドが無くなってしまった過程を知っているので、余計に響きました。

悪くなってしまった原因とか、やられてきたこと等、書きたいこと、思いはたくさんありますが、ここでは書けません。

あの時、そうだったんだ、、、

当たり前ですが、人も会社も調子のいい時は、何もありません。何も出てきません。
でも、悪くなった時、「本性」が出ます。

時代が悪い。
会社が悪い。

悪い時こそ、さて、どうするのか。
「私には今何が出来るだろうか。」

またいつか、いい時がやってくるだろう。(笑)

そう考えて、何も行動も生活も変えない人がいます。

いい時に戻ったら、またそれをやれればいいのです。
そう、ガラッと瞬時に自分も会社も変えられるか、です。

自分も社員も、自分毎として考えて、皆んなで同じ方向を向いて、今を我慢出来るか、なんです。

基本に戻る。
理念に戻る。

私も肝に銘じた一文でした。

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岡崎博之

岡崎博之

私は1963年、東京の下町両国に岡崎家の長男として生まれました。 生まれも育ちも、住まいも会社も、みんな両国のチャキチャキの江戸っ子です。せっかちで、いつもかなり熱くなっちゃう怒りん坊、、、だけど涙もろい性格。(笑) 家業の60年を超える老舗ニット会社、丸安毛糸株式会社の3代目社長になり、14年が経ちました。 これからは「世界中のニットを愛する人たちが集う会社」を目指して、どんどん世界に出て行きたいな。 海外留学の経験から、世界の人と交流することが大好き。旅をすること、ゴルフをすること、美味しいものをたくさん食べることが、大切なライフスタイルです。最近はそれに加えて、カメラを持ち歩きたいな!なんて考えています。
岡崎博之

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