TRANOI初出展を終えました


こんにちは。

パリの展示会TRANOI のBOURSE会場に、私たちのニットブランドPunto D’oroを出展しました。

まさかこの場所にいるなんて!

これが正直な気持ちです。

2010年のTRANOI

2010年の10月、私はパリに行きました。

目的は展示会のリサーチです。

「パリの展示会に出したい、、、」

ただそれだけの出張でした。

もちろん、その時はブランドなどありません。(笑)

でも、

「もし展示会に出すとしたら、どの展示会がいいかな、、、」

ブランドも何もないのに、どこの展示会にだそうかな、、、なんて、

今から思えば、何をエラそうに!!(笑)

あまりにも無謀。パリ様に失礼極まりないことですよね。(笑)

パリコレと言っても、実はいろいろな種類があって、大きなコレクション、まさに雑誌に載るようなファッションショーをやる超著名ブランドから、クリエーターの小さなブランドまで多種多様。

アイテムも、お洋服から鞄、靴、小物アクセサリーまで、ファッション関係のすべてのブランドが出るので、総ブランド数と言ったら、いくつ!? 2000?3000?
全く想像出来ません。

展示会の種類も、私たちが今回出展したTRANOIの他、PARIS SUR MODE など、いくつもあるのです。(それぞれ展示会を運営する会社が違います。)

だから、「どれに出そうか、、、」と言う私の真意は、決してエラそうなことではなく(笑)

「どの展示会が、今私たちがやっていることに、合っているんだろうか、、、」

と言うリサーチからはじめたのです。

それが、2010年3月でした。

最初に訪れたのがTRANOI のBOURSE会場

最初にリサーチした先が、今回出展をした、TRANOIのBOURSE会場でした。

TRANOIはここ、PALAIS DE LA BOURSE会場と、CARROUSEL DU LOUVRE(ルーブル美術館の隣り)の2カ所あります。(当時はもう1つ、3カ所あったかな。)

天井の高い宮殿の1室のような会場の素晴らしさもさることながら、出展者のクリーションに圧倒されました。

これは無理だ〜〜〜〜

一番最初がここだったので、度肝を抜かれた気がしました。
私たちにとっては、もの凄く、いや、はるかに遠い存在、、、そう感じました。

TRANOIでは、毎回このように違うデザインの布のバッグをくれます。

今回過去のそれが展示されていて、2010年3月にもらったものを見て、

あ〜〜あの時だったんだな〜〜と思い出したんです。

各展示会をリサーチ

その後、3日間かけて、TRANOIの他2会場、アトモスフェール、Paris sur Modeなどなどを、ゆっくり見て廻りました。

どの展示会場も、もちろん素晴らしく、ブランドもまだない私たちにとっては、すべてが想像外、予想外、想定外(笑)。

Paris sur Modeへの出展を決めました。

リサーチをした結果、Paris sur Mode への出展を決めました!

と、言ってもそれは思いだけ。(笑) 勝手に決めただけ。

申し込んでもいません。

どれも素晴らしい展示会でしたが、その中で何でここに決めたのかと言うと、、、

実は、何の根拠もない勘です。

ここは私たちに合うな。

何だかとっても暖かい気がしたんです。

知り合いの日本の会社も数社出展していました。

それから私たちは、ブランド作りをはじめました。

Paris sur Modeに出てみたい、、、

その思い一心で、商品を作りました。

私たちは、糸はわかる、モノ作りはわかる、企画も出来ます。
でも肝心な、「ブランドを作る」と言うことは全くの素人。

ブランディングとは!?

それを学びながら、それを伝える方法や、そのツールを作る為に、知り合いやツテを頼りました。

Paris sur Modeに申し込みましたが、最初は審査に落ちました。
まあ、当然だろうな、、、

他の展示会からは、出展OKの返事が来ましたが、そこは断り

「やっぱり出たいところからOKが出るまで頑張ろう、、、」

Paris sur ModeからOKが来ました

リサーチから2年後の2013年3月、念願のParis sur Modeに出展することが出来ました!

私が思った通り、とっても暖かい展示会でした。

日本の事務局の方も大変良くしてくれました。
会社までブランディングやディスプレーのアドバイスに来てくれたんです。
展示会全体の質を上げないといけません。そぐわないブランドがあると質が落ちるからです。
それはとても厳しい世界です。

長く出展してる方々からも、とても仲良くしていただき、暖かいアドバイスをたくさん過ぎるほどいただきました。
皆さん、長くパリに在住して頑張っている先輩方です。
自分たちもしっかり頑張りながら、他者をリスペクトしてくれる、本当のプロであり大人の方々です。

私たちのクリーション不足から、この展示会から落とされてしまいそうな危機もありましたが、皆さんからの叱咤激励、暖かいアドバイス、ご配慮で留まり、続けてくることが出来ました。

本当に感謝しています。

ほどなくしてTRANOIから声がかかりました。

1年前、私たちのPunto D’oroもようやくブランドになりかけて来た頃、Paris sur Modeでも評価をいただき、いい場所もいただきはじめていた頃でした。

TRANOIの方に声をかけられました。

いやいや、、、
まだまだ、、、
そんなそんな、、、

それに暖かく良くして下さった方々を裏切ってしまうことにもなるよな、、、

そんな思いもありました。

しかし、その半年後、またまた「まだ決めてないの?来ませんか?」

あ、これは本当にそう思ってくれているんだ。(笑)

それで決めました。

TRANOIへ行こう!

もっともっと頑張らなきゃ!

決めた後から出展までの半年間は、本当にスタッフ達は頑張りました。

誘ってくれた方、後押ししてくれた方々に恥をかかせてはいけない、、、

素材も型も作りも、見直しました。

協力していただいている皆さんからも、今まで以上の叱咤激励が飛び交いました。

そしてそして、何とか出展まで漕ぎ着けた。

出来上がった製品も、今までで一番よくまとまっていたようにも思いました。

TRANOIがはじまりました。

展示会がはじました。

入った瞬間、再び、その雰囲気に圧倒されてしまったんです。
リサーチに来た時を思い出しました。

本当に大丈夫かな、、、

早速、会場全体を見て廻りました。

ヤバい、、、(笑)

やはり素晴らしいクリエーションの出展者ばかりです。

でもね、、、

まだまだ追いついてはいないんだけど、もちろんまだまだなんだけど、、、

何とか、「合っている」大丈夫!

そう思いました。

まさかこの場所にいるなんて!

何とも言えない思い、、、

感無量でした。

高いレベルで仕事が出来る嬉しさ

4日間の展示会を終え、結果的には今まで一番のオーダーをいただけました。

でもね、

それよりも私が一番嬉しかったのは、こうした高いレベルで仕事が出来る嬉しさだったんです。

Paris sur Modeからお世話になっている方々もそうですが、皆さん自立している大人であり、他者に最大限のリスペクトもしてくれます。

それは、同じように、こうして海外まで来てやっていることへの同士、と言うことでしょうか、またまた、出展者に共通する半年間かけて本気で作ってきたモノ作りへの賞賛でしょうか。

常に上を目指し、高いレベルで頑張る。
プロとして妥協しないで、本気で挑む。

この場にいると、そこに着いていきたい。
そこに着いていけるように頑張らなきゃ!って思います。

高いレベルで仕事をすることが仕事の醍醐味であり、一番楽しいことですよね。

一生懸命それに向かうことで、余計な雑音は入らなくなるし、不要だと言うことがよくわかります。

私たちの糸のブランド、Monteluceも全く同じです。

Pitti Filatiに出展していることで、同じ感覚があります。

Punto D’oroMonteluceも、こうして揉まれながら、さらにクリエーションを高めて、成長していきたいな。

強くそう思っています。

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岡崎博之

岡崎博之

私は1963年、東京の下町両国に岡崎家の長男として生まれました。 生まれも育ちも、住まいも会社も、みんな両国のチャキチャキの江戸っ子です。せっかちで、いつもかなり熱くなっちゃう怒りん坊、、、だけど涙もろい性格。(笑) 家業の60年を超える老舗ニット会社、丸安毛糸株式会社の3代目社長になり、14年が経ちました。 これからは「世界中のニットを愛する人たちが集う会社」を目指して、どんどん世界に出て行きたいな。 海外留学の経験から、世界の人と交流することが大好き。旅をすること、ゴルフをすること、美味しいものをたくさん食べることが、大切なライフスタイルです。最近はそれに加えて、カメラを持ち歩きたいな!なんて考えています。
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