経営理念のお話をしました


昨日は、若手のスタッフ10名の前で「企業理念」についてお話をしました。
30分くらいのつもりが、気がついたら1時間15分も語っていました。

こんにちは。

私たちの会社には「企業理念」があります。

そして、私はこの企業理念をとても大切にしている経営者です。

聞くところのよると、「企業理念」がある会社って、10%らしいですね。
これは大企業、中小企業問わずです。

ある会社は、ホームページや会社案内に載せている場合も多くそれはいいけど、我が社の理念はこれです!って、宣伝みたいに使っている会社もあるけど、そういうものではないと思います。

それは、社内向けの言葉、だと思っているからかな。
人の会社のそれを読んでも、全然ピンと来ないですもんね。(笑)

企業理念があるからいいとか、なきゃダメだとか、そう言うことではなく、好みの話だと思います。

私は後継者、3代目。

創業者って、創業者の姿そのものが「企業理念」だから、それを作って会社をどうしようと言う前に、売らなきゃいけない。(笑)

でも、後継者は会社はすでにあるので、それとは違います。
同じ人間でも、先代とはもちろん違う性格だし、時代に合わせてやりたいこと、やっていくことも違って当然です。

そこで、考えます。

どうしようかな、、、
自分は何を持ってまとめていこうか、、、
何を大切にしていきたいか、、、

社長になって14年。
12年前、50周年を迎えて、その時業績も悪くて、会社内もまとまっていなくて。

その時、自分には「企業理念」が必要だと感じました。
格になるものが、欲しかった。
自分はこうしていきたい!
会社全員で同じ方向を向いていきたい!

10年前、国際後継者フォーラムの二条先生のゼミに入りました。
そこでの7ヶ月間での最終目標が、「企業理念」だったからです。

そこでは徹底的に、過去の棚卸し、経験の棚卸しを行ったんです。
それまでの自分の人生、会社の歴史を振り返り、それを書き出しました。

父親からも、創業からの歴史や、何を大切にして商売をしてきたのか、社屋を造った時の想いや、お客様の話、、、を沢山聞きました。
そこから、自分と祖先、両親、家族、会社、とのつながり、お客様や仕入れ先とのつながりが、はっきり見えました。

企業理念は、この棚卸しなくして、作れません。

それは、、、

企業理念とは

会社のソウル(魂)
そう教えてもらいました。
必ずそこに戻るもの。
だからなんです。

それを作った10年前は、その時にいたスタッフには、どうしてこれを作ったのか、どう作ったのか、、、を全員に伝えました。(伝えたはず!? (笑))

ところが、、、

その後入ってきたスタッフには全く話したことがなく、、、
大反省です。

それに、10年前に話を聞いたと思われるスタッフも、たぶん、、、そんな曖昧な記憶。(笑)
10年は長過ぎたな。

そこで、昨日、4月に新しいスタッフも入社したので、11名の若手スタッフの前で話をしたんです。

どうしてこれを作ったのか
どのように作ったのか
私の生い立ち
会社の歴史
大切にしたいわけ
これを持ってどうしていきたいのか
今会社でやっていることは、これにつながっているはず
、、、

熱く話をしていて、ふと時計を見たら、1時間15分が経過していました。

スタッフみんなが、真剣な眼差しで、時には笑いながら、私の話をじっと聞いてくれました。

うん、伝わった、、、と思う。

その後の感想では、

「社長から、あんな話が聴けてよかった。」
「会社の企業理念の意味が分かりました。」
「年始や期首などに、また聴きたい。」

などなど、、、概ね好評だったようです。
よかった!!

どうして、今この理念の話をしようと思ったかと言うとね、、、

奥ノ谷塾で、ドクターストレッチを展開する、(株)フュービックの黒川社長の基礎研修を昨年見せていただいたからなんです。

黒川社長は創業社長。
セミナー会社に頼ることなく、すべて自社で研修プログラムを作り上げ、基本となる「基礎研修」は、月1回東京、大阪で行います。
1回の研修は社員100人。話とワークを交えながら、10時間近くにのぼる時間です。

社員は、年2回、必ずこの研修を受けます。

黒川社長が進行役で、すべて社長が話をします。
毎回毎回、同じ話をするそうです。
それが、「企業理念」のお話。
自分の生い立ちから始まり、考えていること、大切にしていること、理念、、、

社員は同じ話を年2回聞く。10年いたら20回聞くのです。

「毎回同じ話しを聞いても、その時の状態で違って聞いているはず。だからそれでいい。」

こう言われていました。

それを聞いて、全くやっていなかった自分に猛反省、、、

これこそ、社長の仕事。
社長しか話が出来ません。

<経営理念>

老舗の誇り、プロの誇り、みんなで編み続ける会社、
それが丸安毛糸です。

◯ 老舗の誇りは、安心。社員が安心して働ける会社。そしてお客様に安心を提供し
続けます。

◯ プロの誇りは、責任。ニットのプロ集団としての責任を持ち、圧倒的に知識を高め、
集め、発信し続けます。

◯ みんなで編み続ける会社は、共感、そして未来に向けて成長。 社員、お客様、みんなで
一緒に、さまざまなコトを作り続けます。そして社員が学び成長し、みんなが豊かで
あり続けます。

先にも書いたように、企業理念は、社内向け、社員向けです。
私たちだけが理解していればいいと思っています。
また、どうしてこの仕事をしているのか、「お客様に向けて」は、私たちの使命になります。

<使命(ミッション)>
ニットをつくる楽しさ、嬉しさ、そして感動を伝え続けたい

どんな夢であれ、目標であれ、どんなことをやろうと、最終的にすべて会社の「理念」と「使命」に結びついてこないと、違和感が出て来ます。

実はこの違和感って、一番感じてしまうのはお客様なんです。
もちろん、お客様は理念も使命も知りませんし、その何となくの違和感は言ってくれるはずはありません。

だから、まずは自分たちが、一番そこを大切にしていかないといけないと思うのです。

常に、

理念に立ち返ること

私たちのやることをお客様から見て、

「だからなんだね。」
「それでなんだね。」
、、、

こんな一貫性を感じてもらわないといけない。

そして、お客様からもそれを応援してもらえることじゃないといけない。

そこは決して忘れてはいけない。
そう思うのです。

だから、黒川社長のように、これからはしつこいくらいに(笑)熱く同じ話をしていこうと思います。

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岡崎博之

岡崎博之

私は1963年、東京の下町両国に岡崎家の長男として生まれました。 生まれも育ちも、住まいも会社も、みんな両国のチャキチャキの江戸っ子です。せっかちで、いつもかなり熱くなっちゃう怒りん坊、、、だけど涙もろい性格。(笑) 家業の60年を超える老舗ニット会社、丸安毛糸株式会社の3代目社長になり、14年が経ちました。 これからは「世界中のニットを愛する人たちが集う会社」を目指して、どんどん世界に出て行きたいな。 海外留学の経験から、世界の人と交流することが大好き。旅をすること、ゴルフをすること、美味しいものをたくさん食べることが、大切なライフスタイルです。最近はそれに加えて、カメラを持ち歩きたいな!なんて考えています。
岡崎博之

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